大阪大学 文学部 合格
荒川 心さん

受験生は、不安と友達です。判定を気にするなと言われてもどうしても自信を持つことは難しいし、どんなに勉強しても周りのライバルは自分よりも長時間勉強しているように思えます。
もちろん私もその1人で、模試やセンター試験再現での判定が良かったにもかかわらず入試前日は緊張や不安、焦りで潰れそうでした。
そんな、正直気持ちでは「負けていた」私が合格を掴んだ鍵について。

まずは、教科ごとに自分に適した勉強スタイルを確立でき、着実に力を付けられたこと。
どんなに時間をかけて勉強しても、効率が悪かったり学習スタイルが自分に合っていなかったりすれば、ライバルからどんどん引き離されていきます。
私は自分にとって最高の勉強法を見つけ、確立させるために、いろいろな方法を試して模試でその成果を確認し、だめなら他の方法にシフトする、というのを繰り返しました。
「書く」ことを繰り返して覚える人、音読を重視する人など、最も適した勉強法というのは人それぞれのはずです。
私の場合は、数学は同じ問題ではなく初めて見る問題の演習を積むこと、英語は2次試験の配点比重が大きい英作文に時間を多く割くこと、世界史は何も見ず時代や地域の流れを書き出してみて、うろ覚えだった所を中心にとにかく教科書、資料集を繰り返し読むこと、などというものが1番合っていて、これを見つけたことで同じ勉強時間でも中身の濃い学習ができるようになりました。
これができたのは、日々の授業での講師の先生方からのアドバイス、センター対策演習講座での何百回もの問題演習、過去問演習講座での徹底した志望校対策と丁寧な添削指導、自分の力と勉強方法の可否を正確に知ることの出来る模試など、東進に通う中で、何を試してみるべきかというヒントをたくさん得ることができたからです。
正直、周囲のアドバイスを一言一句丸々受け入れていては、ある先生と正反対のことをおっしゃる先生がいたりと、多すぎる情報にかえって混乱してしまいます。
だからこそ、自分を高める学習スタイルを能動的に作り上げることが私にとっては大切だったと思います。様々な学習形態を提供し、効率よく勉強するヒントをたくさん与えてくれた東進に、感謝しています。

もう1つ大きいのは、教室の雰囲気です。
初めにも書いたように私はメンタルが弱く、模試で結果が出なかった時は必ずと言っていいほどとても落ち込んで精神的に参ってしまっていました。そんな時いつも救ってくれたのは、担任助手の先生方です。
親身になって悩みを聞いてくれたり、優しく励ましてくれたり、時には息抜きをしようと一緒にたわいもない話をしてくれたりと、心の支えになってくれました。
それから、現役合格という同じ目標に向かって頑張る同学年の友達の存在も大きかったです。つい力を抜いてしまいそうになった時も、自分よりも早く教室に来ていたり一生懸命に頑張っていたりする仲間の姿に、自分も奮い立たされました。東進に毎日通い、自分との厳しい長期戦である受験を乗り越えられたのは、一緒にご飯を食べたり休憩しながら喋ったりできる友達がいたあの教室だったからです。
ただでさえ自信が持てなかった私は、ここに通わなければきっと不安が爆発して手に負えなかっだろうなと思います。

気持ちでは「負けて」いても、確実に力をつけ、心の拠り所を作ることで、大学受験というモンスターには「勝つ」ことができました。そしてこれが少し私の自信になりました。後ろを向きがちだった私を成長させてくれた東進に感謝しています。

受験生の皆さん、苦しい山道も登りきった眺めが美しいとはよく言ったものですが、本当にその通りだと思います。
道のりがどうであれ、それを乗り超えれば1回りも2回りも成長している自分がいるはずです。時には美味しいものも食べながら、時間を大切に、高みを目指して頑張ってください。

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