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奥田青葉さん
富岡東高校 卒業
「何を一番優先するのか考えて」東進の面談で一番言われた言葉です。学部を変えたくないのか、学校を変えたくないのか、立地で選ぶのか、一番優先したいことは人それぞれだと思います。二年生の冬に東進に入ってから共通テストを受けるまで、模試の結果によってその問いに対する答えが変わってしまっていました。模試の結果や勉強の進歩に対する不安や焦りが共通テストや二次試験本番の失敗の想像をすることにつながり、志望学部を変えて合格の可能性を上げたほうがいいのではないか、と考えることもありました。
また高校二年生の冬から第一志望をレベルの高い学校にしていたため、思うように上がらない自分の成績と第一志望に必要な点数との大きなギャップに苦しめられ、自信を失う毎日でした。結局、私が志望校を変える決断をしたのは夏休みが終わってからでした。
東進の先生方が自分の現状と志望校との差を常に意識するように言ってくださっていたにもかかわらず、なぜ志望校を長らく変えることができなかったのか。それはひとえに悔しかったからです。
志望校を下げるということは自分の出来の悪さを認めることになるというイメージがありました。しかし予想には反して志望校を変えた日はとてもすっきりとした気分になりました。自分の実力に合わない学校を無理やり目指して現状から逃げていた時よりも本当の意味で受験生になった気がしました。
受験を通して学んだことは自分に向き合うことの苦しさと大切さです。志望校を変えて以降、自分に向き合って決めたことに後悔はありません。今の私は「何を一番優先するのか」という問いに対してはっきりと答えることができます。それはその学校、学部で自分の学びたい学問が学べるのか、そのためのカリキュラムはあるのかということです。
私は春から香川大学の経済学部に入学します。香川大学の経済学部では、五つのコースに分かれて専門性を高めることができます。在学中には経済学の専門的な知識を十分に得て、金融関係の職業に就きたいと思っています。また、勉学だけでなく豊かな時間を過ごす大学生活にしていくつもりです。最後になりますが、受験は自分の人生にとって良い経験だったといえるような受験生になってください。応援しています。
大学で専門的な知識と経済学への理解力・洞察力を得て、長所であるコミュニケーション能力と分析力を使って金融機関で活躍できる人材になりたいと考えています。