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蓮井 ややさん
富岡東高校 卒業
これまでの受験生活の経験から伝えたいことをいくつか書きたいと思います。
まずは『周りと比べすぎてはいけない』ということです。
私はかなり負けず嫌いで、本当に友達に負けたくなくて勉強しているみたいな感じでした(笑)。でもやっぱり大学受験となると、合格することが目標なので、それを達成に周りから刺激を受けるのはいいことだと思います。しかし、それで落ち込んだり、有頂天になったりして、合格から遠のくようなことになっている、例えば勉強できなくなってしまっているというのは本当によくないので、基本的には自分と向き合うべきだと思います。私は凹みすぎて一時期抜け殻状態だったので、これは本当に気を付けてほしいです…。
次に『目的と手段をはっきりさせて、勉強する』ことです。
例えば、ノートにまとめるという勉強方法でいえば、自分の頭の中で公式とか出来事とか、なんらかの関係性を整理することが目的でノートに書くという手段を用いているはずなのに、ノートの字を綺麗に書くこととか、綺麗に線を引くこととか、それが目的になっていることって多いんじゃないかなと思います。見た目はきれいだけど、書くことに満足してノートを作ることに時間をかけてしまっていては、それは勉強とは言えないです。自分が関係性を理解するためだけに書けばいいです。私は結構そういうところを意識できていなかったので、長い時間勉強しているのに成績の上がり方が微妙だったのかなと思います。
そして『自分なりの勉強法を確立する』ということです。
人それぞれ、考え方のプロセスみたいなものが今までの経験をもとに構築されていると考えています。だから自分の普通の考え方が賢い人から見たら、支離滅裂で非効率的、問題を解いていくうえで役に立たないなんてこともあると思います。しかし、成績を上げるうえでの課題は人それぞれ違っていて、この勉強法さえ実践すれば受かるなんてものもないと思います。自分の課題を、具体的に何をもってクリアとするのかというところまで分析して、それを達成するための具体的な手段を考えるべきです。誰かの真似から始まったとしても、結局自分の勉強法にしていくためには自分の頭で考えないといけません。無駄だと思ったことはどんどん省いていったらいいと思います。その上で、復習は大事です。
最後に『今ここにいれるのは、周りの人の支えが大きい』ということです。一人だけで孤独に思えるかもしれませんが、きっと力になってくれる人はたくさんいると思います。だから皆さんにも一人で悩みすぎずに周りに頼りながら頑張ってほしいです。
将来、私は地球温暖化抑止に貢献するようなものづくりをする研究者になりたいと思っています。材料工学とか化学工学に興味があって、二酸化炭素を吸収してそれを新たな資源として活用していきたいと考えています。大学でも自分に満足せず頑張っていきたいです。