私は小学生の頃からとある漫画の影響で北海道大学を志していました。その後、海獣医師の方の講演会に参加したことをきっかけに、海洋生物の疫病や繁殖に関わることのできる研究者になりたいという明確な目標が生まれました。
1,2年のうちは獣医学部を視野に入れていたため一般入試のことしか考えておらず、より自分の興味のある分野を追求できる学部は水産学部だということに気がついてフロンティア入試の受験を決定したのは高3の6月でした。フロンティア出願者の中では遅めの決断だったと思います。そして、遅れを挽回すべく口頭試問対策の情報収集や面接練習をたくさん行い、並行して各教科の勉強にもそれまで以上に力を入れました。
しかし、合格に向けて本気で頑張りたいという想いの前に立ちはだかったのは体調不良という壁でした。もともと腹痛を起こしやすい体質だったことに加え、高2の冬ごろから自覚し、徐々に悪化していた食欲不振による様々な不調など、体調が万全ではないせいで思うように勉強ができず、焦りと苛立ちが生まれる日々が続きました。その旨を面談の際に先生に相談すると、似たような経験をした先輩の例や、別室受験という方法をとることも可能だということを教えてくださったため、苦しいのは自分だけではないとメンタルを整え、申請をして個室で安心して共通テストに臨み、見事合格点を勝ち取ることができました!
計画通りに進めることができなくても、今の自分にできる最大限の努力は何なのかを考えて行動することが大切だと学びました。たくさんの人の助けがあったからこそ、達成できた目標だと思っています。支えてくれた方々には本当に感謝しています。