学問をするのは心を直さんため

〇学問をするのは心を直さんため

〇世の人は知識を求めることのみに心して、心を正そうとする者はいない。

〇学問とは、その真義が何であるかのかを考えて、自らの心が正しいのか、間違っているのか、真理の鏡に照らして、誤りは正し、よいところはますます伸ばして努力することをいうのである。

〇勉強にいそしみながら、心を直していくのである。心が美しくならぬような学問をして何の益があろうか。

〇いくら勉強にいそしむとも、向上心のない者、人のため・世のために生きようとする心のない者には天地の加護は与えられず、運にはめぐりがたいのだ。

〇つまらぬことを思わず、気宇壮大な生き方を目指して、日々修行だと思い、苦しいことから逃げず、それを乗り越えていなかければならない。

〇机上の学問ではだめだ。手足を休めず修行する。つまり実践あるのみである。修業とはおこなうこと、活動すること、実践に向かって行動していくことである。そして心と身体のバランスがとれていなければならない。

成功も勉強となり、失敗も勉強になります。素晴らしい人になることほど難しいことはありません。けれども、難しいからといって弛んでいたのでは、いつまでたっても実現できません。人を活かすために、そして、自分を活かすために学び続けましょう。

以上は『興正菩薩・御教誡聴聞集』の要点を現代語に訳したもので

最近読んだ  幻冬舎 道歌入門 岡本彰夫著 よりの抜粋です。

第一志望合格に向かって努力している皆さんをいつも応援しています。

              東進衛星予備校徳島寺島本町東校  中山 エミ

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